• 日. 12月 22nd, 2024

~下町物語~

入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、おもしろおかしく書綴るブログである

そろそろ、セレナのバッテリー状況チェックじゃない!?

この記事を読む およそ時間 2

このブログで、時々話題に上げてますが、
今のっているC27セレナのバッテリー事情を少々書こうと思います。

毎度書いてますが、バッテリーの交換時期は、
今の充電制御が入って居る車の場合、約3年毎に交換するのがよいとされてます。

これは、これで、理にかなっていると思いますが、
バッテリーは生ものなので乗り方や管理の仕方によっては劣化が進みます。

バッテリーが凍るの?

劣化が進んだバッテリーは、実は希硫酸の濃度が薄くなる為、
外気温の変化にも弱くなってしまうという特性を持っています。

よって、場合によっては凍ってしまう可能性もあります。
そうなると、出力が出ず、立ち往生の可能性も高くなります。
これから、スキーなどに行かれる方は、余計に弱ったバッテリ-だと、
少しだけそう言うリスクがあるという事で、
ブースターケーブルや、ブースターバッテリーなどを用意された方がいいかも知れません。

今搭載のバッテリーについて

C27ガソリンのセレナには、2つのバッテリーが搭載されています。
1つは、エンジン始動用のバッテリーです。

もう1つは、アイドルストップをしている間の車内の電装品を回しているサブバッテリーです。
ただ、電装品といっても、大電流を消費する物はメインバッテリーに接続されています。

例えば、シガライターの差込口は、これはメインバッテリーに接続されている。
アイドルストップして、再度エンジン始動を行う際リップするので分かります。

ここにレーダーとかを接続してしまうと、再始動時の電圧降下によって
再起動してしまう場合があるので注意が必要です。

その他は、ナビとかエアコンのファンとかは、サブバッテリーかもしれない。
特に再始動時いったん止まる事がないので。

それ以外は、詳細を調べた訳ではないので、他にメインバッテリーやサブバッテリーに接続されている
物があるかも知れません。

本題に戻すと、現状使っているメインバッテリーは、なんと4年半前に買った初期装備のバッテリーです。
来年車検なので次で5年目です。まだまだ、セルだけ見てると元気かなと。

サブバッテリーですが、これは今年初めにちょっと弱っていたので
車外のバッテリーに交換しちゃいました。完全メンテナンスフリーバッテリーです。

ここで前回の記事のリンクを張っておきます。

今回のメインバッテリーとサブバッテリーの状態を測定していきます。

前回の測定結果は下記の通りです。

上記にはった前回の記事の中にデータはありますが、こちらにも転載しておきます。

2021年4月22日時点の結果です。

バッテリー前回測定値(CCA/内部抵抗)今回測定値(CCA/内部抵抗)
メインバッテリ-587.2 (720CCA) / 4.87mΩ481.6 (720CCA) / 5.25mΩ
サブバッテリー359.9 (420CCA) / 7.51mΩ221.2 (420CCA) / 9.51mΩ

ECUが認識する前回の充放電積算量

バッテリー前回測定値(ECU充放電積算量/限界値)今回測定値(ECU充放電積算量/限界値)
メインバッテリ-16,165KA / 49,200KA17,265KA / 49,200KA
サブバッテリー8,005KA / 18,400KA8,605KA / 18,400KA

参考までに、前回交換したサブバッテリーまだ捨てて無くて今データとってきました。
記載している内容は、下記で説明します。

4月に交換してから全く劣化は進んでないですね。
内部抵抗も9.51mΩと4月の時に計った時と全く変わってないです。

現状をデータから推測すると、SOC(充電状態を示している)が66%なので、
44%放電状態で残量66%の残量がある。
その為、リチャージをしろと指示が出ていますね。
次に、SOHですが、これはバッテリーの健全度を示しています。
C27セレナから外したサブバッテリーは、新品で330(A)CCAのバッテリーです。
現在のCCAが、315(A)CCAとなっています。
測定したバッテリーが、健全度100%と比較して
今回測定したバッテリーの残容量が91%の容量残っていると言ってます。

ということは、前回4月に交換しましたが、
このバッテリーは、まだまだ使えるバッテリー

だということが分かります。指示書にはGoodと出ているのが診断結果です。
このバッテリーは、健全だから、とりあえずチャージしておいてねといった感じです。
とはいえ、内部抵抗が9.51mΩなので、新品時で4mΩ程度なので
若干の劣化は確認されるという事ですね。何度もリペアかけているので
それが地味にきいているのかも知れません。

メインバッテリーを計ってみます。

まずは、測定結果から掲載します。

では、データを見て行きましょう。

SOCは、60%のチャージ率ですね。これについては、
充電制御の車はフル充電にはしない特性なので問題無いかと思います。

次に実測ボルトですが、これについても問題無いボルトですね。

SOHですが、これが問題で47%と出ています。
一応、31%以上が正常で31%を切ってくると始動性や突然死のリスクが増えていきます。
ちょっと、考えようによっては、交換を考えた方が良いですね。

次にCCAですが495Aです。セレナのメインバッテリーは、
720Aなのでかなり容量抜けしているとテスターは言っています。

内部抵抗は、それほど高く無い6.00mΩとなっています。
内部抵抗が低いのに、SOHが低いのはどのような指標なのか!?

とりあえず、今の状態だと、テスターはバッテリーリプレイス
いわゆる交換を推奨すると言ってますね。

ただ、内部抵抗がそれほど高く無いので、いったんリペアチャージして
様子を見るのがいいかも知れません。

次にサブバッテリーをチェックしましょう。

まずは、こちらも測定結果から掲載します。

サブバッテリーは、今年初めに交換してありますので、CCAが330Aに対して
現在340CCAを保有しており、問題ない性能を維持している事は分かるが
充電率が悪くて、SOCが00%充電が足りていないと言ってますね。

理由は明白です。

このサブバッテリーに、駐車監視のドラレコを接続していて、24時間監視をしている為
放電限界値設定まで放電し、そこで停止する為にこのような状況が発生します。
後は、内部抵抗が若干高めなのも気になりますね。

充電がされないことによって、サルフェーションの発生が懸念されるところです。
この場合も、内部抵抗が8.69mΩなのに、CCAが高くでているのはどういうことなのか?
内部抵抗以外にも測定パラメーターがあるのかも知れません。

こちらも、補充電して起きたい気はしますね。
テスターが判断する結果は、補充電を推奨しております。

テスター結果とECUが把握している放電量を見て見ましょう。

2021年4月22日時点の結果です。

バッテリー前回測定値(CCA/内部抵抗)今回測定値(CCA/内部抵抗)
メインバッテリ- 481.6 (720CCA) / 5.25mΩ 495 (720CCA) / 6.00mΩ
サブバッテリー 221.2 (420CCA) / 9.51mΩ 340(330CCA) / 8.69mΩ

おもしろい結果ですが、メインバッテリーは、CCAが前回より増えて居ますね。
1つあるとしたら、今パルスを日々流しています。発電時リペアを自動でかけています。
それが、徐々に効いてきている可能性があります。
8ヶ月前の測定結果から、内部抵抗もそれほど増えて居ません。
これも、パルス発生器が効いてる感じですかね。

2021/12/09 時点の測定値

バッテリー前回測定値(ECU充放電積算量/限界値)今回測定値(ECU充放電積算量/限界値)
メインバッテリ- 17,265KA / 49,200KA 18,485KA / 49,200KA
サブバッテリー 8,605KA / 18,400KA 800KA / 18,400KA(新品交換時リセット済み)

上記のような値でした。メインバッテリーは約1,220KAを充放電した事が記録されています。
まだ、限界値までは程遠いのでECUでアイドリングストップ機能が停止するような
状況は来ないと思われます。

最近思う事

メインバッテリーが劣化している関係からか、アイドリングストップ機能が
あまり機能しなくなってきたなと思っています。
おそらく、充電制御が走っていて、バッテリーが劣化している関係で常に充電して
立ち往生などを防いでいるような動き方をしている気はします。

常時発電=燃費が悪いという構図ができあがります。
発電機であるオルタネーターをずーっと発電状態にしている為、
エンジンの回転抵抗が高い状態にあるということですね。

なので、昨今ガソリン代が高くなっている為に、サクッとメインバッテリーを交換して
積算値をリセットして、アイドリングストップ機能を有効にした方がいいのかも知れません。
ちょっと悩ましい所です。

ということで、そろそろメインバッテリー新品をオーダーしておきたい

最近バッテリーを酷使していることで、突然死ってのがあるので
そろそろ、新しいバッテリーをオーダーしておきたいです。

ディーラーで買うの?

間違い無くディーラーでは買わないです。
今のサブバッテリーも数千円のバッテリーを積んでます。
yahooショッピングで5836円でした。

大丈夫なの?っていわれますが、今の所は何も問題無く使えてます。
安いけど、一応アイドルストップ車用のバッテリーなので、
特に規格上元ついていたバッテリーと大差ないと思いますけどね。

ただ、メンテナンスフリーで完全に補水などは出来ないので
バッテリー液が減ったらそこまでのバッテリーです。
良い意味でも悪い意味でも。内部をこじあげると入れる栓はあると思いますが
そこまでしなくても、インジケーターはついてるから、それが水低下の
サインがでたら早めに交換してねって感じで。

結局、ディーラーで買うとこれが数万円するわけです。
メインバッテリーと2つ同時交換すると、7~8万は出て行きます。
これが、3年おきだと思うとちょっとエコではないですね。

バッテリーが劣化する使い方

とはいえ、冒頭にも書きましたが、バッテリーは生ものなのです。
車の使い方によっては、劣化が進みますし、筆者の所有しているC27のバッテリーが
5年目だから、5年持たないと可笑しい訳ではないです。そこは注意して頂きたい。

下記のような使い方をしていると、3年毎に交換した方が良いと思います。

1.短距離しかのらない 1回の走行距離が5キロ未満 幼稚園の送り迎えのみとか
2.1週間に1度しかのらない。週末ドライバーの方は要注意
3.1と2の両方 さらに劣化が進みます。
4.電装品が多い これも充放電が頻繁になるので、劣化が進むと思います。
5.普段バッテリーのメンテナンスなんてしない

1~5に当てはまる方は、3年に1度の交換をお勧めしたいと思います。

※4ですが、筆者の車も電装品が多く、無線機複数台・ナビ・モニター・冷蔵庫・インバーターなど
 たくさんついているのですが、バッ直にして、サブバッテリーから全て給電させています。
 よって、前回サブバッテリーを交換した意味としては、通常以上にサブバッテリーを酷使しているからです。
 なので、メインバッテリーはまだ元気だけど、サブバッテリーは弱り気味って感じだったので
 サブバッテリーのみ交換しました。

筆者が思うバッテリーの寿命判断

判断基準1

エンジン始動の際、セルモーターの勢いの良さです。
これが、重たい感じで回っている場合やヘッドライトが、
エンジンの回転数に応じて暗くなる様な場合もバッテリーが弱っている証拠となります。

ただし、充電が浅い(放電気味)場合もありますので
これの判断は、バッテリーチェッカーが安価で売られているので
それらを買って実測したらすぐわかります。

判断基準2

テスターを当てて実測した結果から、ピックアップするのはCCAでも
SOHでもSOCでもありません。もちろんそのデータも吟味しますが。
まずは、内部抵抗を見ます。これが新品時と比べてどれだけ抵抗値が上がったかです。

その訳は、抵抗値が高い=サルフェーションが増加していると考えられます。
サルフェーションは、充放電が良い感じでいってると、あまり発生しないのですが
充放電のbalanceが崩れると、サルフェーションが増加します。

サルフェーションとは、簡単にいうと電極に不着するゴミです。
これが電極に不着すると、内部抵抗があがり充電・放電において全て劣化し始めます。
結果劣化が促進されてしまうのです。内部抵抗が少ないと電気の通りもスムーズであり
まだ使えると判断出来ます。

ただし、内部抵抗がが低くても、物理的故障もありますので
全体的にみて判断する必要があります。電極が空気に出ると
そこからショートしたり、ガスに引火したりして危険な状況にもなりかねません。

ついでにECUの中にエラーコードがないかを点検しました。

ミスファイヤーとかCRC演算エラーなどの異常も検出されて折らず、今の所問題無いようです。
このような状況が続けばいいなと思います。

どうだったでしょうか?

3年目ディーラーで交換を進められることが多いと思いますが、
ちょっと、安易に交換って言っちゃうと、車検代+7万円とかで
かなり高額の請求が来ちゃうので、ある程度自己判断ができるのであれば
自己判断して、旨くバッテリーを長持ちさせてあげるといいと思います。

鉛バッテリーの本当の寿命は、10年とまでは言いませんが
7年くらいは持つ想定で作られていると思っています。
とはいえ、立ち往生するリスクヘッジと、バッテリー寿命ギリギリまで
使って環境に優しい感じ天秤にかけて、自己判断により良いタイミングで交換して
頂ければ思います。

また、筆者はバッテリー寿命ギリギリまで使ってしまおうと思ってますが、
立ち往生対策として、モバイルバッテリーブースターを常備している為
万が一出先でバッテリーが力つきた場合でも、一応自走は出来る
用意をしてやっているので、そのような物を持ってない方は
早め早めの交換をした方がいいと思います。

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